<生活環境と植物の活用>

1.室内シックハウスに効果のあるエコ植物

サンスベリア

室内装飾用壁紙やカーペットに使われる接着剤などの材料が、人体に影響を受ける事があり、 最近では体に優しい材料が使われるようになったものの、室内には様々な匂いの根源が存在します。

それらが混ざる事で一つの複合臭が発生し、場合によって体調不良を起こすケースがシックハウスの要因となるわけです。

絡み合った複合臭からシックハウスの原因を特定するのは意外と困難で、有効的な対策には窓を開けて自然換気を促すか、 空気清浄機を使って強制的に環境を改善する方法もあります。

さらに、インテリアを兼ねて観葉植物を配置する事も効果的であることが最近わかってきています。

空気浄化に対応する植物についてはこちらを参照。 → 空気浄化植物と有害物質の効果対比表

2.室内空間と植物のレイアウトバランス

オリヅルラン

光合成は、植物の体内にある無機化合物や簡単な有機化合物から、体組織の構成要素である有機化合物を合成(生成)する働きです。

植物も人間と同様に1日24時間のリズムがあり、日の出から午前中が最も活発で重要な時間帯で、 光合成(炭酸同化作用)の活動は午後から少なくなります。

太陽光を受けた植物は、根から水分や養分を吸収し、体内で水を分解する過程で酸素が作り出され、 葉の気孔から大気中の二酸化炭素(CO2)を取り入れ、それを栄養源として葉緑素が炭水化物を生成します。

植物は動物と全く同じように絶えず呼吸しているから、二酸化炭素の吸収量は葉の体積よりも厚みに左右され、 葉厚が増すほど吸収量が大きい(多い)ということになります。

夜間の呼吸は昼間とは逆になり、酸素を取り入れて二酸化炭素を排出する為、 室内で観葉植物を配置する場合は、空間密度と換気能力から植物の大きさと数を考慮しなければならず、 狭い部屋で植物を配置する時には酸欠状態に陥らないよう注意します。

3.生活に密着している植物

寄せ植え(2013)

植物は室内空間を演出し花を飾る事で心身ともに癒し得られ、作物が生きる糧を与えてくれるなど生活に欠かせない存在といえます。

植物の役割はそれだけに留まらず、有害物質に対するる空気浄化作用効果や、 ハーブには調理に欠かせないスパイスや香草といった調味料やティー等の飲料の他に、 香料やポプリといったコスメティック・薬効に至るまで応用が及びます。

さらに、植物が持つ目立たない効果の一つとして、品種の違う植物を一緒に植える(混植)する事で、 一方あるいは双方の生育や防虫効果を発揮する相乗効果があることが知られており、他品種の成長を促進する働きのある植物類を総称して コンパニオンプランツと呼ばれています。

花卉・野菜の栽培において、防虫や生育に効果を与える品種を知り相性の良い品種同士を混植する事は、 花卉の生育や作物の収穫に少なからずとも影響を与え栽培の手助けになると思います。

コンパニオンプランツについてはこちらを参照。 → コンパニオンプランツの共生作用対比表

園芸・農事関連業務

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開墾・栽培記録とコラム(目次)

ダウンロード資料(園芸関連)

  • 空気浄化植物と有害物質の効果
  • コンパニオンプランツ共生作用
  • 主な野菜の固定種一覧表
  • 堆肥の作り方(準備中)
  • ハーブ図鑑(準備中)
  • 自然流流栽培法の解説…準備中
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